常陸牛

常陸国(ひたちのくに)は肥沃な大地で、昔から農業が盛んに営まれ、豊かな穀倉地帯となっていました。「常陸風土記」には、さながら理想郷のようだとまで謳われました。

天保3年(1832)徳川斉昭公が現在の水戸市見川町に桜野牧を設け黒牛を飼育した記録が残っています。これより時代を重ね、昭和51年茨城県産牛銘柄確立推進協議会で黒牛和種を「常陸牛」と命名。翌昭和52年、茨城県常陸牛振興協会が設立されました。以後「常陸牛」は指定生産者の情熱と長い期間培われた改良や確かな技術に支えられ、いまや高級ブランドにまで成長しました。

当社は常陸牛枝肉共励会において数々の賞をいただいています

指定生産者の磨かれた飼育管理技術と厳選された飼料のもと30ヵ月余り育てられ、出荷された黒毛和種のうち、牛枝肉取引規格 A、Bの4等級および5等級に格付された特に優秀なものだけが「常陸牛」と認定されます。

常陸牛のブランド規格

種別:黒毛和種
品質規格:日本食肉格付協会の牛枝肉取引規格「A・B4以上」のもの
出荷月齢:概ね28ヶ月齢以上
出荷体重:600㎏以上を基準とする
飼料給与基準:指定生産者の所属する各団体ごとに厳選した飼料を給与